
一切経とは・・・
仏教思想は三蔵に収まります。
即ち釈尊が説かれた「経」と戒められた「律」及び釈尊とその弟子が「経・律」を
解説した「諭」の3つで、つまり一切経6,956巻をいい、精神面はもとより天文・
人文・医術・薬学・人道など社会全般のあらゆる面を説き明らかにしたもので、
仏教百科事典とも言うべきものです。
古来インドで出来た経文は梵文であり、これをまとめて中国語に訳した高僧が
玄奘三蔵法師達であり、日本に広めたのが鉄眼禅師です。
版木の今日・・・
原稿用紙の元になったのもこの一切経といわれております。明朝体と合わせて
今日の「図書・印刷」鉄眼禅師が文化のルーツとされる所以です・・・。
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